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耐震補強工事

地震に強い住まい造り

被災地を見て思うこと

2011年3月11日、国内観測史上最大のマグニチュード9.0を記録した東北地方太平洋沖地震で被災された方々、特に、ご家族、ご友人、大切な方を失われた方々に深く哀悼の意を捧げるとともに、心よりお見舞い申し上げます。

今回被災地を視て思うことは、津波に関しては重量の大きい高層の建物が残っています。比べて軽い鉄骨、木造建築物は流されています。但し、震度が大きくも津波に影響を受けなかった地域は、重量の小さい軽い木造建築物は被害が少なかったようです(古い老朽化した建物は除きます)。特に現在の耐震基準に沿って建てられた建物のその強さはこの地震でも証明されました。又、屋根の材料も重量のあるものよりも軽い材料で葺かれた家は、被害は極めて少なかったようです。これは阪神大震災、中越地震の時と同じです。

その外に言えることは、私どもの首都圏でお引き渡しをした建物を震災後点検した時に思ったことですが、地下室のある家は被害が殆んどなかったことです。これは中越地震の時もそうでしたが、高基礎を採用している家が殆んど無傷であったことと共通しています。
耐震リフォームでこのような地下室工事、高基礎工事は法的、物理的、経済的にも不可能ですが、今まで以上に強度を高める基礎補強工事は可能です。

耐震補強工事をお考えの方

地震大国といわれるわが国はいつ、どこで大地震が起きても不思議はありません。 政府も大地震に備え、耐震診断・耐震工事に大幅な予算を計上しております。それは現存する住宅総数約4,700万戸のうち、倒壊の危険性の高い木造住宅が1,150万個も存在するからです。すなわち4戸に1戸は危険な住宅といえるのです。

住宅総戸数4,700万戸中耐震性に不安がある建物

私(代表・福岡治夫)は、新潟県中越沖地震の際に、被災地建物応急危険度判定士として現地を見て回った経験があります。そこでの教訓を活かし、今後少しでも震災による被害を少なくするため、大切な人を守るために、耐震工事を推進していきたいと考えております。

耐震改修工事補助金制度を活用しましょう。

例えば世田谷区では、昭和56年5月末までに着工した建物の耐震診断を無料で行っています。耐震診断の結果、総合評点が0.7未満と判定された建築物を1.0以上となるように耐震改修工事を行う場合は、100万円を限度としての補助金制度があります。
世田谷区木造住宅の耐震診断のご案内はこちらをご覧下さい。
又、地域によって補助金制度が違いますので、詳しくは各地方自治体にお問合せ下さい。

危険な建物とは

1.古い家ほど倒壊しやすい

昭和56年(1981年)に建築基準法が改正され、新しい耐震基準が定められました。
阪神大震災では、昭和56年の新耐震設計法に基づく建築基準法改正以降の建築物については倒壊に至るような大きな被害は少ないのに対し、これ以前に建築された建築物の被害は大きく、その中でも特に昭和46年以前の建築物の被害が大きかったのです。(下図参照)

古い家ほど倒壊しやすい、その中でも特に昭和56年以前に建てられた家は、倒壊の危険度の高い建物なので、耐震リフォームをおすすめします。

建築基準法では木造住宅に対する耐震性を一定基準以上に規定しています。この基準は大地震が起こるたびに改正され、より安全性の高い建物へと推移しています。すなわち過去の基準法で建てられた住宅は現行の耐震基準を満たしておらず倒壊の危険度の高い建物といえるのです。その中でも特に昭和56年以前に建てられた家は、倒壊の危険度の高い建物なので、耐震リフォームをおすすめします。

2.倒壊した家の特徴

倒壊した家は以下のような問題点がありました。

  • 壁の量が少なかった
  • 壁の配置やバランスが悪かった
  • 土台や柱に腐朽や白アリによる被害が多く見られた
  • 瓦葺き屋根で重量が大きかった
  • 基礎と土台がしっかり固定されていなかった

木造住宅の耐震補強方法

壁の補強

柱、梁だけでは地震の力に抵抗できません。筋交いを入れるか、又は、構造用合板を張って強い壁を増やします。
しかし、闇雲に壁を強くするのでは偏心率(重心と剛心の距離)は改善されません。必ず、精密耐震診断の結果から補強の必要な箇所を割り出し、的確な位置に的確な強度の壁を補強する必要があります。

1.筋交いを入れて補強する

梁から土台の間に筋交いを入れることで、バランス・耐力を向上します。

筋交いを入れて補強する

2.構造用合板を用いて補強する

筋交いを入れる場合と同様、壁の耐力を向上します。

構造用合板を用いて補強する

3.柱・はりの接合は金物等を使って緊結します。

ほぞ差しだけの柱、はりの仕口は、ほぞが折れたり、抜けたりして建物が壊れやすくなります。 はりの下端を羽子板ボルトで引き止め、抜け落ちないように緊結します。

柱・はりの接合は金物等を使って緊結します。

4.壁の量を増やし、かつ、つりあいをよく配置します。

開口部(ガラス戸など)が多いと地震に弱くなります。開口部を減らし、筋交いや構造用合板で補強された壁を増やすことでバランスを改善します。隅部を壁にすると、一層効果的となります。

壁の量を増やし、かつ、つりあいをよく配置します。

土台・柱下の改善

土台が腐朽または蟻害を受けている場合や、柱下が痛んでいる場合など、土台の取り替えや柱根継ぎを行います。 また、取り替え材には防腐・防蟻処理を施します。

土台・柱下の改善

基礎の補強

1.玉石基礎などの場合

玉石に束立てしただけの柱は、浮き上がったり踏みはずしたりして、建物が壊れることがありますので、鉄筋コンクリート造の布基礎を作りアンカーボルトで緊結します。

玉石基礎などの場合

2.基礎に鉄筋が入っていない、ひび割れが生じているなどの場合

基礎の強度が不足しているので、既存の基礎の隣に鉄筋コンクリート基礎を作り既存の基礎と一体化して補強します。

基礎に鉄筋が入っていない、ひび割れが生じているなどの場合

接合部の補強

1.金物を使って土台・柱・筋交いを緊結する

ほぞ差しや銅付け、またはくぎ止めだけの接合部は、抜けたり外れたりします。柱と土台は金物等で結び、筋交いと柱(または土台、はり)は、十分にくぎまたは専用の金物で緊結します。

金物を使って土台・柱・筋交いを緊結する

2.基礎と柱を緊結する

壁が強くなることで、柱のホゾ抜けが起こりやすくなります。それを防止するために、ホールダウン金物を使用し、コンクリート基礎と柱を直結します。またホールダウン金物には、壁の中に金物を収める「内付け」と、外側に設置する「外付け」があります。

内付け耐震金物
壁を壊して内側から取り付ける

外付け耐震金物
壁を壊す必要が無い為、内付けよりも工期が短く、安価に補強が出来る。

3.基礎の劣化がひどい場合

耐震金物のメーカー

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