2026.09.02
工務店が倒産したら家はどうなる?建築中・完成後の保証を解説
お役立ちコラム

注文住宅を検討する際、「もし建築をお願いした工務店が倒産してしまったら、家はどうなるの?」と不安に思う方もいるでしょう。
万が一の場合に受けられる保証は、倒産した時期が「建築中」なのか「完成後」なのかによって異なります。家づくりを始める前に、
利用できる制度や工務店選びのポイントを確認しておくことが大切です。
建築中に工務店が倒産した場合
工事の途中で工務店が倒産すると、工事が止まり、別の施工会社を探さなければならない可能性があります。
すでに支払った着手金や中間金が、工事の進み具合を上回っている場合、超過分が戻らないこともあります。また、別の会社が工事を
引き継ぐことで、追加費用が発生したり、完成時期が遅れたりする可能性もあります。
こうしたリスクに備える制度が「住宅完成保証制度」です。

住宅完成保証制度とは?
住宅完成保証制度は、建築中に施工会社が倒産した場合に、工事の引き継ぎや追加費用の一部などを保証する制度です。
ただし、すべての工務店が利用できる制度ではなく、事前に審査を受けて登録されている会社に限られます。また、保証内容や上限額は
制度によって異なるため、契約前に確認しておくと安心です。
確認したいポイントは次のとおりです。
- 工務店が完成保証制度に登録しているか
- 今回の建築が保証の対象になるか
- 保証される金額や範囲
- 保証を受けるために必要な手続き
- 追加費用や工期の遅れへの対応
完成後に工務店が倒産した場合
家が完成したあとに工務店が倒産すると、定期点検や独自のアフターサービスを受けられなくなる可能性があります。
一方、新築住宅には「住宅品質確保法」により、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について、引き渡しから10年間の
瑕疵担保責任が定められています。
その責任を確実に果たすために設けられているのが「住宅瑕疵担保履行法」です。工務店には、保険への加入または保証金の供託が義務
づけられています。
工務店が倒産していても、住宅に対象となる不具合が見つかった場合は、住宅瑕疵担保責任保険の保険法人へ直接請求できることがあります。
ただし、すべての不具合が対象になるわけではありません。設備の故障や内装の傷、経年劣化などは対象外となる場合があります。

設備の保証はどうなる?
キッチンや給湯器、トイレ、エアコンなどの住宅設備には、メーカー保証が付いていることがあります。
工務店がなくなっても、保証期間内でメーカー保証の条件を満たしていれば、メーカーや指定修理窓口へ直接依頼できる場合があります。
そのため、保証書や取扱説明書、品番が分かる資料は大切に保管しておきましょう。
契約前に確認しておきたいこと
倒産のリスクを完全になくすことはできませんが、契約前の確認によって備えることはできます。
- 住宅完成保証制度の利用可否
- 住宅瑕疵担保責任保険の内容
- 工事代金の支払い時期と割合
- 長期間にわたる前払いを求められていないか
- 建設業許可や施工実績
- 工事中の検査体制
- 引き渡し後の点検内容
- 図面・仕様書・保証書の保管方法
特に工事代金は、工事の進捗に合わせて支払うことが重要です。契約時に高額な前払いを求められた場合は、理由や資金計画を十分に
確認しましょう。

工務店選びは、建てたあとの安心まで考える
注文住宅は、完成したら終わりではありません。住み始めてからの点検やメンテナンス、将来の修繕まで、長く相談できる関係が理想です。
価格やデザインだけでなく、会社の経営状況、保証制度、工事代金の支払い方法、アフターサービスの体制まで確認したうえで、信頼できる
工務店を選びましょう。
サクラ工研では、家づくりのご相談から施工、完成後のアフターサービスまで、一棟一棟丁寧に対応しています。注文住宅をご検討中の方は、
どうぞお気軽にご相談ください。
※保証内容や適用条件は、契約内容・保険・制度によって異なります。契約前に施工会社や保険法人へご確認ください。
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